がんコンベンション(22回) 8.フランシスコ・コントレラス先生(Francisco Contreras)先生。 『米国代替療法クリニックー日本進出』

8.フランシスコ・コントレラス(Francisco Contreras)先生。オアシス病院院長。『米国代替療法クリニックー日本進出』

コントレラス先生のお父さんは、アメリカの「がんコンベンション」を立ち上げた立役者であり、オアシス病院も設立されました。既に親子で、10万人以上のがん患者を救っています。
”In times of universal deceit, telling the truth becomes a revolutionary act”と言うジョージ・オーウェルの言葉を引用して、話を切り出しました。「全体的な陰謀のあるところで、真実を語ることは、革命的な行為である」。

「アメリカにおいては、がん患者が増加しているが、研究とお金の掛け方が間違っている。実際に患者が死亡しているのは、再発時であるのにもかかわらず、研究の90%が初発のがんに費やされている」として、患者ではなく、腫瘍に焦点を当てた方法論に疑問を呈していました。

「腫瘍を無くしても患者が死んでしまう」successful failures ではなく、「患者のQOLが高い状態で延命すること、つまり、がんが消えなくても何年も生きられる(20年生きている)ことを当院は目指しています」。そのことを”failed success”という表現していました。とても印象的でした。

「がんを遺伝子ではなく、代謝的(メタボリック)と捉え、8種類の治療をしていますが、その中でも免疫療法と温熱療法が大切です。食事療法においては、炭水化物の制限が、がんを減少させ、ビタミンCを抗がん剤として使用しています。ビタミンCは、副作用がありません。」

先生の病院での、「がんのステージⅣに対する5年後生存率は」、イギリスの病院の3倍、日本の病院の2倍程高いグラフを示されました。近々、先生の病院が日本でも開院する予定だそうです。

ビタミンCについては、司会の森山先生から補足説明がありました。「ビタミンCは、普通は抗酸化作用が強いものとして、飲んだりしています。しかし、その分子構造が、糖質と非常ににているため、断食などでお腹がすいた状態で高濃度のビタミンCを注射すると、がん細胞は糖質だと思って細胞内に取り入れるのです。この時、今度はビタミンCがその酸化作用によって、がん細胞を破壊するのです。ですから、ビタミンCをやるときには、お腹をすかした状態でないと、がん細胞の食いつきが悪いため、効き目が弱いのです。」