ケトン体ダイエット 崎谷先生の理論は?
「ケトン体ダイエットの理論」について、白澤先生以外にも注目しておられる先生がおります。ここで、がんのメカニズムについて、「崎谷 博征 先生の見解」をご紹介させていただきます。『ガンの80%は予防出来る』(三五館)の 中で、次のようなご指摘をしております。
「簡単にいえば、がんがエネルギーを確保するためには、糖を分解して活動源にしている。そのため、がん患者においては、筋肉(タンパク質)を分解してエネルギーにするのでガリガリに痩せてしまいます。
一方、原始人以来人類は、自分の体に蓄えた脂肪を分解してエネルギーに変え、飢餓に備えてきました。その時、脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。脂肪酸は、アセトス酸など『ケトン体』と呼ばれるものに分解され、脳や筋肉のエネルギーとして利用されます。
ここで重要なのが、がん細胞は、「ミトコンドリアに障害のある細胞」なので、糖はエネルギー源とすることができても、ケトン体をエネルギー源として活用できないという事実です。つまり、糖(ごはん)を摂取せずにケトン体であるココナッツオイルを摂取することで、がんを兵糧攻めにすることができるのです」。(『ガンの80%は予防出来る』p119から120)
8月30日
ダイエット開始から2週間経過後、体重は62kg台に推移してきました。ここまで、ご飯には一切口にしていません。我ながら、頑張っていると思います。殆ど、一日一食に近い形が定着しました。
朝は、人参をベースにして、ココナッツオイルを大さじ1杯入れてスムージーを飲みます。昼は、ご飯抜きの職員用給食。日中は、スプーン小さじ2杯程度を入れたコーヒーを飲んでケトン体を補給します。
白澤先生の講演を何度か聞き直し見ましたら、「コーヒーにケトン体を溶かした時に、混ざり切らないでココナッツオイルが浮かんでいる状態だと、ケトン体の吸収が悪いのでミキサーでかき混ぜる」ことを推奨しておられました。
我が家では、人参ジュース用のジューザーは、妻の管理下にあり、油でベトベトにすることが許されません。仕方がないので、コーヒー撹拌ように一人用のミキサーを購入することにしました。どうせ買うなら、携帯可能で音が小さく、お昼に職場でもにんじんジュースが作れるタイプが良いだろうと考えました。作ってそのまま飲めるタイガーSKR-T250を思い切って購入することに決めました。(約5000円)
ジューザーの話が出ましたので、ついでに記しますが、実は、ゲルソン博士は、ジューザーの種類と機能についても厳しくご指摘されているのです。
「すりずぶしと厚搾を別々にやる二つのジューズ機器が正しいジュース、とくにレバージュースをつくるためには必要である。遠心分離式のジューザーで、すりつぶす場所に十分空気が入らないのは、使ってはならない。空気不足のままで、グラインダーが抵抗にぶつかりながら回転すると、そこに正の電気が、さらに周囲に負の電気が生じ、二つの電気の交換で酸化酵素が破壊され、効果のないジュースになってしまう。これは、私の長年の経験でも確かで、ワン・ユニット型のジュース機器を使った患者は、治療効果が上がっていない。」(『ガン食事療法全書』、p.266)
どうも、この記述がピントこないため、ありあわせのジュース機器を使っていますが、厳格にゲルソン療法にチャレンジするときには、買い換えないといけないのかも知れません。この画像は、ゲルソン協会のホームページから抜粋いたしました。
Norwalk Juicer California
Richard Boger
USA: 1-800-405-8423
International: (760) 436-9684
http://www.nwjcal.com
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さて、ケトン体ダイエットが続いているのは、白澤先生がワインと焼酎を解禁にしてくださっていることが最大の要因だと思います。ココナッツオイルを大さじ2杯から3杯を摂取すると確かに空腹感が減退します。代謝の減少する夜は、カロリーオーバーになってしまうので、ココナッツオイルは取りません。体重減少が緩やかなのは、お酒が原因かもしれません。厳格なゲルソン療法にチャレンジする段階では、最大のネックになりそうです。
なぜなら、ゲルソン博士は、ここでも厳しい警告を発しておられるからです。「もう一つ患者が犯しやすいミスは、一つあるいはいくつかの禁じられた食事を”少しぐらいなら食べても”大した害にはならないだろうと考えることである。これは、完全に間違った考えで、この”少しぐらい”は非常にしばしば大きが害を与え、必ず悪い結果を呼ぶものなのだ」と。(『ガン食事療法全書』p.265)
したがって、「白澤式ケトン体ダイエット」から「厳格なゲルソン療法」に切り替えて約4ヶ月間継続する予定ですが、その時はお酒もやめて、コーヒー浣腸もしっかり実施しなくてはならないと、今から覚悟を決めています。