卒業式に向けて
2015年08月11日
「3度目のゼロ宣告」から早くも、2週間が経過しました。お盆の前とあって首都高速は大渋滞でした。この間に、自分が行った治療法としては、①毎朝の人参ジュースとプロポリス服用、②昼と夜に自分で「温熱器」で患部を中心に注熱。③岩盤浴に週に1回通い、約60分間ゲルマニウム岩盤の上で、うつ伏せと仰向けを繰り返したこと。④日曜日には近くの日帰り温泉に行き、サウナに通算で約30分入ったこと。⑤三井と女子式温熱療法の施術に月に1回のペースで通院したこと。
<今回の自主トレの内容を振り返っておくと>
①人参ジュースは、まず、人参一本を皮がついたまま、皮剥き器をつかってスライスしたものをミキサーにいれます。次に、バナナ一本を5等分程度に切ってミキサーにいれます。さらに、プレーンヨーグルトを大さじで3から4杯分をミキサーに入れます。あとは、その時々で冷蔵庫にあるものを適当に加えますが、豆乳を100cc程度とアサイーを少々、最後に水素水を100cc。ミキサーは、最初は低速でゆっくり混ぜた後、仕上げに高速で馴染ませます。カップに移し替えた後で、スプーン大さじ一杯分のココナッツオイルを入れて飲んでいます。毎日欠かさずに飲みました。それに加えて、山田養蜂場の「プロポリス300」を毎食後3錠服用しました。
②昼の「温熱器」は、職場で昼休みに畳の上で約30分間程実施しているものです。最初は、仰向けになって、お尻の下に座布団をしき、若干背中と畳の間に隙間ができるので、その部分に温熱器を差し込んで、ゆっくり背骨を温めます。温度は、ほとんど最低レベルの低温にしてゆっくり同じ場所に注熱するようにしました。
これは、温熱師の先生の指導とは矛盾するようですが、前田先生が「低温でゆっくり同じ場所を掛ける」ようにご指導してくださったので、自分で治療するときは、低温にしています。
背中(背骨を中心に)を最初にかけるのは、ストレス解消のために副交感神経を優位にして短い昼休みで完全にリラックスするためです。続いて、お腹側のズボンの鼠蹊部を左右ともゆっくり温めてやります。ここには、リンパ節が密集しているのでリンパの流れをよくして血流をよくするためです。その後は、腋の下のリンパをゆっくり温めています。ここでやっと、胃の周囲に移りますが、なにせ食後するになので、力はいれずにそっと温める程度にしています。最後に、足の膝下にある三里のツボに注熱します。肩こりを感じた時は、タオルを持って首の周りに巻いて首肩をあたためて終わりにしています。
そして、この治療の間は、音楽を聴いて心もリラックスするようにしています。ここのところは、「宇多田ひかる」さんを聞いています。
夜の温熱もだいたい同じ要領ですが、最近はリビングでTVを見ている時でも低温にしてリンパのツボと言われるような場所に「温熱器」を当てながら、テレビを楽しんでいます。
③岩盤浴については、前回詳しくご説明しましたので、今回は割愛します。ただ、時間を30分以上継続することが大事だと思います。ですから、今回も2回分はタップリ汗を流しました。
④日帰り温泉も、前回と同様です。これも通算時間が大切だと思います。以前は、5分x3回がせいぜいでしたが、治療のため根性を入れて、10分x3回をノルマにしています。
⑤三井と女子式温熱療法の先生に、みっちり90分コースで注熱していただきました。私は、どうしても週に1回が限度でしたが、私の同僚は「週に4回」も温熱師による治療を受け、超短期間に「がんゼロ」を達成したことは既に書いた通りです。
🔴 以上のような自主トレの成果は、いかに?
マイクロ波照射「2週間のブランク」を埋めることができたのか、否か?
今日の「O-リングテスト」では、今述べた「自主トレ」が、「がんの不活性化」に有効かどうか判定が出るわけですので、今後のアドバンスクリニックへの通院がさらに減っていくことを上考えて、自分なりの指標が欲しかったのです。
さて、12時過ぎに、診察室に入ると午前中の最後の患者さんが会計と次回の予約をされていました。受付の女性の方とのやり取りを耳にしたら、今年の1月19日に自分が始めてアドバンスクリニックに通院した時のことを思い出してしまいました。今日の患者さんと同じように、いろいろ不安で「次はいつ受診できるのだろうか?今週は、金曜日にまた休みを取れるのだろうか?・・・」と昨日のように蘇ってきました。
午前中の患者さんが全員帰った後は、しばらく静寂が診察室を支配します。前回お話しのはずんだ方は、「さがの」という温熱治療器の中で読書をされておりました。待合の時間も惜しんで治療をされていらっしゃるので、今週はご挨拶だけかわして、お話しはしませんでした。
その代わり、自分の体を「脱がん体質」にするための参考書として、iPadで白澤先生の『2週間で効果がでる!ケトン食事法』を読み進んでいました。
1時20分を過ぎたころには、待合室には12人程度の患者さんがお見えになっていましたが、そのほとんどが、知らない方でした。私と同じ時期に通院していた方々は、もうほとんどが回復され定期的には通院していないのだと感じました。
「日本のがん専門の外来で、これほどの治療成績を残しているクリニックが他にあるのでしょうか?」大学病院でもない、本当に小さなクリニックです。CTやMRIなどの仰々しい機器もなく、手術もしない。もはや今の自分にとっては、自明の事ですが、初めて来た方は俄かには、その業績を信じられないでしょう。
そんなことを考えながら、待っていると今日は2番目に診察室の呼ばれました。
いつものように、「こんにちは。先生よろしくお願いします」とだけ言って、先生の前に立ちました。
「調子はどうですか?いいですか?」今日の先生は、ブルーの縦縞のお洒落なワイシャツで明るい声で聞いてくださいました。
「はい、調子はいいです。食欲もあります」とお答えしたものの、先生には言えませんでしたが、実は先週の金曜日は「熱中症」で会社を早退していました。今年の猛暑は連続で丸々一週間も35度が続き、体は悲鳴をあげていました。
「O-リングテスト」が始まると、いつものように黙って、助手の方の指を開いています。プレパラートを交換しながら、黙ったまま続けます。
「では、反対です」と先生が仰られたので、壁の方を見ながら立ちました。背中の部分で「O-リングテスト」を続け、しばらくして
「ゼロです。4回目ですね。これからは、治療間隔をもっと長くしましょう。一ヶ月後でいいでしょう」
と仰られました。前回に引き続き好結果がでました。思わず嬉しくなります。
「ありがとうございます。では、9月の中旬に予約を入れさせていただきます」
診察室を出で、マイクロ波の治療室の向かいの椅子に掛けて、自分の治療順を待つ。目の前の壁には、前田先生からのメッセージがポスターになった掲げてあります。もう30回近くこの掲示は見ています。大変長文のメッセージですが、最後はこう結んであります。
「当院の治療はアメリカでも注目をされています。現在、アメリカで追試が開始されています」
この結果は、どうだっだのだろうか?代替療法の本場でも評価を受けているに違いない。
治療をしてくださる看護師さんも「良かったですね。では、今日も始めましょう」と声を掛けてくださり、私も機械の間にスッと入り込んで、専用のメガネをかけました。
マイクロ波の照射が始まると、胃の上部あたりが少し暖かく感じましたが、始めの頃の焼けるような感覚は全くありませんでした。マイクロ波を受けながらも、「月に一度の通院。月に一度の通院でいいんだ!」と心の中で繰り返し、嬉しさが込み上げてきました。
受付で、次回の予約を9月8日(火)午後に入れました。病院を出たら、横浜駅西口までの地下通路の中は小走りに走っていました。
とにかく、2週に一度の通院で精神的にも肉体的にもかなり楽になりました。
いよいよ、がんがゼロになったのでから、今後の生活をどう組み立てて再発を防止していったら良いのか、真剣に考え始めていました。
そこで、考えたのが、今は単に人参ジュースを毎日取っているだけの「ゲルソン療法」をもう少し掘り下げて勉強してみる必要があるのではないか?ということでした。
星野先生の『ガンと闘う医師のゲルソン療法』には、
「ゲルソン療法の最大、最重要のポイントは、人間の自然治癒力(人間が持ている病気を治そうとする力)を高めることです。また、先生は、医学を「自然な治癒能力という人体の持つ生物学的可能性を最高度に発揮させるのが、本当の医学であり、自分もそれを目指している」この生物学的可能性を最高度に発揮させるカギが、栄養学であり、食事であると。」(p45)
とご紹介されていました。
やはり、一度は本家を勉強しないといけないと考え『ガン食事療法全書』(ゲルソン)を紐解いてみることにしました。そして、その教えをコンパクトにまとめて実践のチックリスト的なものを作成し「卒業式」で、披露してはいかがかと考えました。
あるいは、ゲルソン療法を実施している星野先生か渡邊先生をお尋ねし、細胞中の「na/k」をコントロールする方法をご指導頂くのどうだろうか?とも考えました。
といいますのも、先にも触れましたが、マイクロ波治療で「がんゼロ」を達成したものの8年とか15年で再発された患者様の生の声を待合室で直にお伺いしていたからです。ですから、長期的には自分の体を細胞レベルで、再発しにくい体に改造する必要があるのです。
今実施している人参ジュースは、厳格なゲルソン療法とはとても言える代物ではありませんので、「10年に一度は厳格なゲルソン療法を4ヶ月程度は実施しないと」がんが再発しない体質に作り変えるのが難しいと理解しました。