大腸内視鏡検査  トイレット・ペーパーに血が!?

2016年10月4日

9月の下旬になってから、排便時にお尻を吹いた時。トイレット・ペーパーに血がつくことが数回ありました。一度は、排水時に便器一面が赤く成るほどの出血が見られました。私は、8年前ぐらいに痔が悪化して、「止まって治す」●●軟膏を1ヶ月ほど処方されたことがありましたので、一応可能性が高いのは、痔の再発が考えられます。

しかし、用心深く、重篤な可能性から潰したいと考えました。胃がんを患った者としては、つい最近「10年ぶりの父の胃がんの再発」を目の当たりにしているだけに、大腸のがんを内視鏡で検査して頂くことにしました。
幸いなことに、ガン拠点病院には、胃がんを手術からずっと看て下さっている先生が現在も同じ病院に勤務されていますので、早速その先生の新患外来に行きました。

朝8時5分に外来受付に到着。既に保険証を確認する人の列が30人前後できていました。国保に変更になっているので、多少確認時間を要しましたが、8時30分から内科受付でNo.61番です。1日に外来患者が1000人を超える病院ですから、相当早く来た部類でしょう。体温は36.6度。血圧134−85。脈は74。今朝も温熱療法を自分自身で一時間はやっていますので、体温は多少高めになっているかも知れません。

診察室の前で、待っている間に、看護師さんが問診票にもとづいてヒアリングに見えました。
看護師さん 「今日はどうなさったのですか?」
友部 「先週は1週間のうち3回ぐらいに、排便時にトイレット・ペーパーに血がついているのに気づきました。特に金曜日には、水を流す時に水が赤くなっていたので、本当は金曜日に来たかったのですが、以前にこちらでがんの手術をもらいましたが、その先生の外来が水曜日なので、今日まで待ってきました。」

看護師さん 「持はありますか?」
友部 「8年ぐらい前に、別の病院で診ていただき、軟膏を1月塗布して、それっきり落ち着いていました。持の病院に行くことも考えましたが、なったらやな病気を先に診ていただきたくてきました。」

看護師さん 「血は、黒い色でしたか。鮮やかな赤い色でしたか?」
友部 「鮮やかな、色でした。量は、大したことないと思います。以前胃がんの手術の後に、細胞を取った傷口がうまく塞がらずに、下血した時は、相当大量にでましたが。それに、比べたら
たいしたことないです。とにかく、ずっと先生に診ていただいているので、今日もお願いします。」
🔴初診で大きな病院にかかるのは大変です。
朝8時5分には、病院に入ったのですが。当日患者さんが、呼ばれた状況は、こんな感じです。
9時25分に64番の方が、呼ばれました。多分この次ぐらいでしょう。どうもこの患者さんは、検査の結果を聞きに見えたのではないでしょうか。その次に、204番の方が呼ばれました。今日は、診ていただけないのでしょうか?(9:37)。428番(10:02)。96番(10:08)
204番の方が呼ばれた時点で、受付に自分の順番がどうなっているのか?確認しに行きました。つまり、「当日予約担当」の患者さんが数名いらして、その方を順次みてますので、もうしばらくお待ち下さい。」とのご説明です。
41番(10:15)この方が、初診の患者さんでしょうか。もうすぐです。2時間待ちは、
通常ですね。11時までに、呼ばれたら御の字。こうして、原稿も書けるのですから。
61番(10:24)やっと、呼ばれました。

診察室に入ると、いつもと変わらず柔和な表情で迎えて下さいましたので、それまでの待ち時間の長さを一瞬で、忘れさせてくれました。

友部「先生、予約は、来年なのですが、先週にお尻から出血しました。最初は、トイレット・
ペーパーに血がつく程度で2、3日。金曜日には、便器が赤くなりました。その量は、以
前胃がんのフォローで、細胞を取った傷が上手く塞がらなかった時と比べれば少量な感じ
で、真っ赤な色の血です」と訴えました。
先生「お尻を診てみますので、ベットに横になって下さい。体を丸めて、口呼吸して下さい。
パンツを下ろして下さい。」
そう言ってから、指で直腸診をして下さいました。
先生「今の今は、出血していないですね。前回のファイバーが2006年ですから、うち以外で
受けていないのでしたら、内視鏡予約いれましょうか。」
友部 「せっかく出血したので、やはり調べて頂きたいです。最短は、いつですか?」
先生 「10月24日です」。
友部 「では、その日でお願いします。先生は選べるのですか?」
先生 「月曜日ですから、多分僕の所に回ってくるでしょう。」
友部 「是非とも、今度もよろしくお願いいたします」
その後、「下部消化管内視鏡検査」の説明です。
先生 「大腸内視鏡で診ている時に、ポリープができる人がいるのですが、5mm以上の大きさ
である時には、その場で取り除くこともできまして、その時は別途2〜3万円かかります。
どうしますか」。
友部 「ポリープがあった場合には、取ってしまってください」。
先生 「その時には、場合によっては、出血が止まらないことがあり・・・・」
最近の病院のムンテラは、実に丁寧です。同意書にサインをして、診察室を後にしました。
帰りに、血液検査を受けました。

会計が済んでから、院内の薬局から検査前日と当時の午前中に飲む下剤をいただきました。
薬剤師さん「飲み方分かりますか」
友部 「10年前に飲んだことがありますが。飲む量が多くて大変だった、ということしか覚
えていません」。
薬剤師さん 「では、ご説明しましょう。前日には、目薬のボトルのような「ピコスルファー
トナトリウム」をコップ一杯の水に一本まるまる流して、夜の9時過ぎに飲むようにして
下さい。当日は、ムーベン配合内服液を2リットルの水に薄めて、7時から9時までの
間に2時間かけて、ゆっくり飲んでください。希釈用の専用容器があって、皆さんそち
らで飲むと飲みやすいとおっしゃっています。そちらは、売店でお求めください。」

ムーベン配合内服液は、180mlと書いてあったので、以前より少ない量でいいのかと楽観しましたが、結局は10年前と同じなのです。当日の難行は、今も同じな訳です。売店で、専用ボトルを購入して帰りました。玄関を出たのは、正午直前でした

やっぱり、大きな病院に初診で掛かる時には、半日仕事と割り切って来る必要があります。