血液は、本当に「骨髄で造られているのか?」 森下学説「腸管造血」理論

2016 09 29
私たちは、「血液が骨髄で作られている」と学校で教えられて来ました。そして、そのことに対して、私はこれまで何の疑問も抱かずにいました。

しかし、船瀬俊介先生が、2016年9月にインターネットで「腸管造血」のプレス・リリースを行いました。腸管造血と言っても、我々素人には、ピンと来ないですよね。でも、森下敬一先生(国際自然医学会、会長)のご説明は、非常に分かりやすかったです。

議論の筋は、こうです。
森下先生は、1957年に「腸管造血」を発見し当時は、読売新聞の第一面を飾ったものの、その後、この説は完全に黙殺され続けてしまった。その結果、現在でも「血液は骨髄で生成される」が医学の常識となっています。そして、人間にとって一番大事な血液が、どう生成されるのかも不問に付した現代の医療では、そもそも出発点が間違っており、その上「自然治癒力」を否定しているので、慢性病にたして力を発揮できないのです。

🔴森下先生は、どうやって腸管造血のアイデアを見つけたのでしょうか?
1)生物の進化の歴史から考えた
アメーバなどの単細胞生物を除いて、どんな生物にも血球が存在している。骨のある無しに拘わらず。イカやタコにも血球はある。
そもそも、動物は風船の中に指を突っ込んで反対側に行き着いた状態で、入り口と出口があります。これが、腸。だから、動物は腸から発生した。とすれば、骨髄のない動物の血液造血はどこでするのでしょうか。

 2)新宿御苑のカエルの血液から確認した
新宿御苑のオタマジャクシの血液と手足の生えてきたきた段階での血液とほぼ同じだったのです。これは、「骨髄造血」への有力な反証となるでしょう。
「骨のないオタマジャクシの血液は、どこで作られるのか?」を考えると、「??」。

3)戦後間もなく、傷痍軍人を診察した
厚木の病院で、インターンをした時に、傷痍軍人と接触する機会を得ました。その時、傷痍軍人の方は、皆赤ら顔で血色が良いことに気がついた。そこで、血液を採取させていただいた。
何と、手足を切断された傷痍軍人の血液の赤血球の割合は、普通の人より高かった。それは、氏ら誰一人の例外がなかったので、いよいよ骨髄説は怪しいと確信した。手足の長管骨に骨髄の90%が存在しているのですから、その手足を奪われた彼らの骨(造血機関)が少なくなっているはずであり、骨髄造血とは矛盾する結果であった。

この後、スライドで丁寧に腸管造血の瞬間を見せてくれました。

🔴森下先生は、悔しい思いはされなかったのですか?

考えが正しいから、世の中がまかり通る世の中ではない。」と言うのは、承知しています。
1966年4月7日、衆議院の科学技術振興会議に名だたるがん研究者に混じって私も召喚されました。
その場で、「私は、がん対策は絶対にできない」と吉田富造(がん研究所の所長)先生ら、当時がん研究の世界的権威を目の前にして私は言いました。
「失礼だけど、がん対策は絶対にできない。なぜなら、理論が間違っているからです
若気の至りで、あまりにも率直に言い過ぎした。吉田所長はカンカンに怒ってしまいました。そして、「今日の森下に発言を一言でも記事にしたら、今後貴社にはがんの情報は一切出さないぞ」と読売新聞、朝日新聞、毎日新聞に厳命を出したそうです。
しかも、議事録には、「今後5年以内に、がんの薬ができるから何も心配いらない。忙しいのにこんなところに呼び出すな。国会議員は反省しろ」と言ったそうです。
昭和50年には、がんの薬はできなかった。のみならず、ご本人ががんで死んでしまった。

 

🔴では、なぜこのような根本的な議論が黙殺されるのか?

船瀬先生の解答は、明確です。
血液が腸で造られるとわかると、薬を作っている人たちに都合が悪いからです。今や地球上の富は1%の人間が8割以上の富を持っている。これは、ローマ時代よりもひどい状況です

ロックフェラーが、医学利権とくに製薬利権を奪ってきた。我々は、悪魔に医療利権をハイジャックされた。それを、市民に取り戻す。その第一歩が今日です。」と答えました。
しかも、彼らにハイジャックされたのは、医療だけではないのです。エネルギー、軍需、金融の分野に及ぶのです。

でも、この説明だけでは、まだピンと来ないですよね。
ご興味のある方は、

1)『STAP細胞の正体 「再生医療は幻想だ」復活!千島・森下学説』(船瀬俊介、花伝社)

2)『千島学説入門 生命発生からガン治療まで』(Kaseyama Kiichi、地湧社)

3)『血液と健康の知恵』(千島 喜久雄、地湧社)

をご一読をお勧めします。

三井ヘルスケアみと