がんコンベンション(22回)13.寺山 心一翁先生『寺山流、生きるヒント・治るヒント〜愛と意識の大切さ〜その2』
13.寺山 心一翁(早稲田大学理工系卒)意識の超越理論創案者、ホリスティック経営コンサルタント、『寺山流、生きるヒント・治るヒント〜愛と意識の大切さ〜その2』
寺山先生は、早稲田大学で物理学を学び、東芝にて半導体素子の開発に従事されましたが、腎臓がんを1984年に患い、三大療法の後、死を覚悟で退院。
その時、担当医師からは「余命1ヶ月」を宣告されていたとのこと。「自宅で死にたい」との思いから病院を出で、その後はいわゆる西洋医学の治療はうけないにもかかわらず、ご自身の自然治癒力で「がんを直してしまった」ということです。
しかし、そのお話をお伺いすると、免疫力を高める叡智に満ちた行動をなさっています。
具体的には、断食によるデトックス、毎朝太陽の日の出に向かって深呼吸をして、酸素を吸える喜びに感謝し、太陽の光が眉間から体内に入ってくる感覚を覚え(※)、「太陽さんありがとう」と深く感謝し、タブで体を芯から温めた。体を温めることが、最も自然な排毒でした。
新鮮なミネラルウォーターを飲んで、血液の汚れを浄化。がんを含め自分自身のこれまでの生き方を認め、許し、すべてを愛した。がんを愛する。そうした超越した心境において、瞑想をした。これらが、自然治癒力を高めました。
この生き方は、ハーバード大学のケリー・ターナー博士によって『がんが自然に治る生き方』という本にまとめられました。今やこの本は、世界各国の十数カ国語に翻訳され、一般の方以外の多くの医師に読まれているということです。
先生の語り口もそうでしたが、公演中に演奏されたチェロの響きに心が洗われました。
がんコンベンションの企画をされた方の、この演出(帯津先生に始まり、寺山先生に終わる)に深く深く関心させられました。
(※)日の出の時の、太陽光のエネルギーについては、『顔をみれば病気がわかる』大村恵昭著(p.89)「プラスの太陽光エネルギー」として抗癌作用についても言及されております。