なぜ、治療後完治したと思っているのに、「がん」は再発するのか? 回答3:星野 仁彦医師

私たちは、「がん」という病気を「腫瘍の部分だけ」が「がん」だと理解していないでしょうか?
だから「腫瘍を摘出」さえできれば、すなわち「完治した」と考えてはいなでしょうか?

星野医師は、その「がん」に対する認識が誤っていると説きます。

「それは、局所ではなく。全身の病気だからです。・・・ガンの病態として、多重ガンという状態があります。これは、たとえば、胃がんの塊ができている患者さんの肺や大腸、肝臓などを精密に検査したら、いずれの臓器にも微小なガンがあったというケースです。この多重ガンの病態は、全身あちこちの細胞が同時にガン化しようとしていると考えらえます。」          『ガンと闘う医師のゲルソン療法』(p.241〜p.243)

臓器別の縦割りの診療科目を掲げる現代の病院では、最初に発見された臓器の治療にどうしても引っ張られてしまい、同時に他の臓器も同期的にがんが発生しているかもしれないという検査は、腫瘍マーカー等でカバーしているのが、現状ではないでしょうか?この方法では、限界があります。

例えば、私の父は2017年に、がんの拠点病院にて「胃がんの再発」が10年ぶりに発見されました。しかし、その半年後に今度は、「膀胱がん」が同じ病院で確認されましたが、そのきっかけは、別の施設に入所中、そこの職員の方が、父の血尿に気づいてくださったからでした。

もし、星野医師のような見解が一般的であり、全身の「O-リングテスト」を「胃がん再発」を発見していただけた時点で、拠点病院にて受診できていたなら、おそらく、「胃がん」と同時に「膀胱がん」も発見できていたのではないでしょうか?「O-リングテスト」の普及が望まれます。

また、治療においても、「温熱療法」や「電磁マイクロ波温熱療法」では臓器を問わず全身に注熱することができるため、手術の後のフォローには最適であると思われます。

ところで、腫瘍マーカーも、このブログのトップページのチャート「B領域」の検査です。なぜなら、ある程度がんが大きくなって、その死骸が血液中のでてきたものを測定する検査だからです。

いずれにせよ、星野先生の見解は、三井先生の見解に近いように思われます。

 

三井ヘルスケアみと