「温熱Life」をはじめた理由ー「なぜ、一介の患者が筆を執ったのか?」
もし、戸塚洋二先生(元高エネルギー物理学研究機構長)が、代替療法と出会っていたら。あるいは、「がんコンベンション」に出席されていたら。手術と抗がん剤を中心とした治療だけでなく、「三井と女子(とめこ)式温熱療法」や「マイクロ波温熱療法」を治療に取り入れ、帯津先生が説く『戦略』をお持ちになられ、ドクターにがんを治してもらうだけでなく、自らの生活習慣(心の持ち方、食生活、運動習慣)で「自分でがんを消す」という作業を実践されていらしたら、日本にノーベル賞がもう一つ増えていたに違いないと思われます。
戸塚先生の闘病記は、立花隆氏によって『がんと闘った科学者の記録』に詳細に纏められております。それによると、2000年に大腸がん手術で直腸と結腸を切除。2004年に左肺に転移したものを手術で摘出。2005年右肺に転移を確認するも、仕事を優先して、翌2006年から抗がん剤治療を開始。2008年に肝臓・骨転移・脳腫瘍を発見。同年7月10日死去。
このようなご高名な方でも、あるいはご高名なればこそ、がんの三大療法(手術・放射線治療・抗がん剤治療)からの逸脱がむずかしかったのかも知れません。
このブログの目的は、ひとつには、がん治療の三大療法に極端に傾斜して、治療効果が上がらず、医療費のみが増大する日本医療の現状に警鐘を鳴らすことにあります。もうひとつには、手軽に実践できる「がんサバイバー術」を整理して、一人でも多くの方に、代替療法の可能性と実力を知っていただくことにあります。
私は、医師ではありません。ひとりのがん患者兼「温熱療法師」です。がんは、臓器・ステージのみならず、個人ごとに性格が大きく異なります。ここで、述べることは、一例としてご参考にしていただけたら幸いです。