認知症の父が、免許更新できた!驚異的ケアプログラムとは?

いくつかの事象の合わせ技で、病院の治療を受けずに、父は、「要介護度5で認知症」と診断されたが、私のプログラムで、「要支援2」にまで回復した。

それのみならず、自動車免許の更新のための、医師による認知症診断テストを5回もクリアーして、軽自動車を自ら運転できるまで回復した。

では、その秘密のケアプログラムをお教えします。

1)ココナッツオイル

  白澤元順天堂大学教授が、がんコンで「アメリカの女医さんの旦那さんが50代で認知症に発症したが、ココナッツオイルを大量に摂取させたところ、劇的改善があった」と、報告された。

  これを受けて、父には、毎日ココナッツ・オイルをコーヒーに入れて飲んでもらった。父は、コーヒーが大好物だった。

2)踏み台昇降&しりとり

  大阪大学の認知症研究で、「運動をしながら、同時に、別のことをさせると脳機能が回復する」ことが明らかにされた。

  この成果を、三井ヘルスケアみとでのケアに応用した。

 つまり、踏み台昇降をしながら、隣に立つ母と「しりとり」をしてもらった。最初は、全然できなかったが、「継続は力なり」の言葉の通り、だんだん早く言葉が出るようになった。

3)野菜の模型を使った訓練(短期記憶の強化)

 カゴの中に、10種類以上の野菜の模型を入れておく。私が、その中から、最初は2つの野菜を取り出し、父にその名前を言ってもらう。

 その野菜の名前と順番を、言ってもらった。

 2つができるようになったら、3つに増やす。次に、4つに増やす。ついには、5つに増やして、その順番を言えるように、辛抱強く訓練を続けた。

4)温熱器熱治療

 温熱マット(宝睡)に寝てもらい、その状態で、60分間全身に温熱器で注熱した。全身の経絡に加えて、脊髄と頭部(延髄)顔面を最も入念に中熱した。脳神経周りの血液とリンパの流れが、劇的に改善した。

 ※このことが、HSP(ヒートショック・プロテイン)の活性化を促し、最近NHKの人体シリーズで明らかにされた、「温熱療法が認知症を予防する効果」を引き出していたものと、今にして、わかった。

5)現代の糖尿病治療への疑問

 私の父は、30年間毎月糖尿病クリニックに通っていた。そして、毎月1万円近くの薬を飲んでいた。自身では、管理できないほどの「山ほどの薬」だった。

 母は、透明の薬カレンダーに、丁寧に仕分けをして、毎日・毎日、30年間薬をのみ続けた。しかし、胆嚢破裂で県立中央病院に入院するまで、その状態は続いた。つまり、30かかっても治らない。正確には、「治さない」のです!

 県立中央病院での内科医師と私のやりとりは、拙著(p488)に記した。その結果、有能な女医のE外科医師が、主治医となった。

 彼女は有能だった。各科に分断されがちな総合病院で、まさに主治医として複数科に跨る父の病状を一元的に統括してくださった。

 そして、最初は嫌がっていた「糖尿病の薬の整理」も引き受けてくださった。

 結果的に、入院中に体重が激減し(ファスティングをしていた:断食療法)。

6)私の実施した「糖尿病」対策

 糖尿病は、糖質制限が基本。だから、食事をにんじんジュースと玄米にした。朝と昼は、ジュースのみ。夜だけ、玄米あり。毎食後食べていた「お煎餅」も御法度になった。

 しかし、外部から糖を制限しても自身の体が、糖を生成してしまう。糖はがんの餌だから、がんに糖を渡す前に、ミトコンドリアに糖を食べさせることにした。 つまり、スクワットをして、体で一番大きな筋肉にミトコンドリアを増やすことにして、ガンの餌を横取りする作戦です。(前の記事「ピントレ」参照。)

  次に、「認知症は3型糖尿病」とも言われる。つまり、「脳細胞が糖の代謝を上手くできなくなった状態が、認知症である」との説がある。

  そして、「脳はハイフリッドである」とも言われる。つまり、プリウスと同じで、ガス欠でも電気で走らせる。

  これが、ケトン体であるココナッツオイルだったのです。

  ですから、ココナッツオイルは、糖尿病対策で糖を制限し多分、脳へのガソリン供給を絞った分を補う「電気」の役割も果たしていたのです。

こうして、糖尿病の薬は一切使わずに、父は、糖尿病とがんと認知症を克服した。

7)自然治癒力

 自然治癒力は、万能です。その自然治癒力を甦らせる温熱療法は、偉大です。

 父の他にも、「前立腺がんと糖尿病」を併発していた方も、3ヶ月で正常になりました。がんのマーカーも血糖値も。