東海第二原発は、必要か?

●原発は、「発電もできる、原爆だった」のだ!

  東京新聞連載中の小説、『パンとサーカス』島田 雅彦。 第43回、2020年9月12日掲載分からの引用です。

「被害が自然災害によるものだけだったら、復興は順調に進むはずだったが、原子力発電所の事故と放射能漏れがその期待を打ち砕いた。

 いつ『安全収束』の発表があるか、人々は期待したが、それは夢の中で見る夢に過ぎなかった。眠りから覚めれば、数百年に渡って、核廃棄物の管理を続けなければならない現実がそこにある。

 後始末のコストも天文学的な数字で、事故がなかった第二の四基の原子炉の廃炉、解体には四十四年の歳月と二千八百億超の費用がかかり、他の原発も一基あたり平均三十年以上、五百億円超の費用がかかる。

 しかも、耐用年数が過ぎた類似の原発がその時点で数基あった。遅まきながら、人々は悟った。核の平和利用というのは、『発電もする原爆』を自国に仕掛けるということだったのだ、と。」

● 北朝鮮は、ミサイルを発射

 北朝鮮は、外交上のカードとして、アメリカ合衆国との交渉を優位に転換する為として、日本海に頻繁にミサイルを発射しています。日本列島を通過する経路もありました。

 これは、何を意味するのでしょうか?

●水戸地裁は、「避難経路」不十分で、再稼働をストップした!

 水戸地裁で、東海第二原発の再稼働をめぐる判決が出ました。東海第二原発から30Kmの範囲に住む、90万人の避難経路が・・とういう視点から、再稼働を認めない、判決を下した。原告勝訴!

 だが、問題の本質は、全国に50基以上の「原爆」が「核地雷」として設置されていること、です。

 だから、北朝鮮のミサイルは、核弾頭を装備している必要は全くない。

 原発のコントロールセンターを破壊すれば、・・・。

 制御を失った原発がどうなるのか?

 我々は、福島で、法外な授業料を支払って、学習したのでは?

この状況に、国民をおくことは、「国民の生命・安全」を守る政府としては、

仕事をしない、「不作為」に当たるのではないでしょうか?

 

● 原発は、エネルギー問題ではない。安全保障の問題である

  その議論には、「避難計画」のような視点ではなく、

  外国による「テロ」ミサイル攻撃も視野に入れるべきである。

  それをを踏まえれば、全原発を即刻廃炉にするべきである、と考えます。

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