千島学説」を我々は、生活の中で、どう活かすのか? 「健康の基本」vs「TPP」
物事を知ることは、大切です。「知は力なり」。しかし、知っていても「やらなければ」私たちのQOL(生活の質)は向上することは、ありませんね。
では、「腸管造血」の真実を知った、私たちは、それを、どう日常生活に活かせば良いのでしょうか?そうした、行為がなければ、ご存命中にご自身の学説が世に受け入れられなかった千島先生が浮かばれません。
その答えは、こうです。少し長いですが、引用にお付き合い願います。
『千島学説入門 生命発生からガン治療まで』(Kaseyama Kiichi、血湧社)
(p.232からp.233)
「血液は生命であり、血液の浄化こそ健康の根本であるということを、千島教授は科学的な理論で解き明かしました。血液を浄化するには、正常な赤血球を造ることであり、どうすれば、それができるのかということを知るのが、健康の知恵だと言えます。
植物は土壌に深く根を下ろし、その根から水分や栄養分を吸収することによって成長します。動物の場合、植物の根に相当するのが腸の絨毛(じゅうもう)です。この腸の絨毛から消化産物を吸収して、赤血球を作ります。この赤血球は一本一本の毛の根もとに到るまでの体のすみずみに分布している血管に浸透し、肉体を構成している細胞に分化します。
そこで、健康のもとは、食べ物の内容とその量の加減にあり、そして植物にとって土壌環境が大切なように、腸内環境にあると言えます」。
だから、TPPのように「食の安全」を損なう条約は、国民の健康を考えれば、到底承認できるはずが、ありません。遺伝子組み替えをした穀物を餌にし、成長促進のためのホルモン剤を注射され、その発病を抑えるために放射線照射を受けたような食肉は、論外である、ことはお分かりいただけたことと思います。
その上で、人類史的観点から「穀物」を控え、特に精製された「米」を控え「原始人食」に回帰する。原始人は、1日3食を食べていたわけではありませんので、当然「1日1食」などで、食べる量を腹6分目程度に抑える。
腸内環境を整えるために、味噌などの発酵食品を欠かさず摂取した上に、ヤクルトなどで腸内細菌の善玉菌を補ってやり、腸内環境を「善玉菌」優位な状態を保つ。
腸のぜん動運動を促進するために、定期的に運動する習慣をつける。そして、腸を温める。
こんな図式が、成り立つのではないでしょうか?
三井ヘルスケアみと