アドバンスクリニック横浜 最初の通院日 その1:「がん活性」
2015年1月19日。「キャンセル待ちを入れると、受診時期を早められる。」との同僚からの情報で、キャンセル待ちをした結果、この日に受診することになりました。
最初の通院は、午前9時半までの受付をしました。それまでの病院での検査結果や自分の飲んでいる薬、サプリメント、身につけているものなどを持参しました。サプリメントなどは、「Oーリングテスト」で自分の体にあっているかどうかを判定してもらえるので、持参します。
朝一番で受付をして、カルテ等に必要事項を記入し、午前中の診察の最後が新患の診察でした。
11時過ぎに診察室に呼ばれました。
前田先生は、とても穏やかな語り口で「がん」について、説明してくださいました。
「なぜ、がん治療が難しいのか?それは、がんのことを現代医療は正確に分からないからです。」このご説明してくださった図が、ブログのトップページに似た図(詳しくは『がん患者に苦痛はいらない』(p.110)です。
つまり、Bの領域でしか、現代医療は「がん」を捉えられない。
その後診察に移りました。診察は、「O-リングテスト」です。
私は、気になっていた「膵臓がん」の確認をお願いしました。
「先生、私は、胃がんを罹患し、内視鏡で患部を切除しており、そのご の定期検査では経過は良好であます。にもかかわらず、温熱器を自分で当てると、胃のおへそ側ではなく、背中側がとてもあつくなります。だから、自分では、すい臓へのがん転移があるのでは?と疑って、手術してくださった病院で造影剤を使ったCT 検査もうけました。が、すい臓がんは見つかりませんでした。今日は、是非ともそこのところを、検査お願いします。」
先生は「では調べてみましょう。」と言って、私は、先生の横に立たされました。助手の方が、杖のような棒の先端を私の体に近づけます。約30種類ぐらいのプレパラートを交換しながら、先生はテストをしてくださいました。
前田先生は 「すい臓がんはありません。が、胃にがん活性が残っています。週に2回通院できますか?それとも、自分で温熱器をあてますか?」と質問されました。
「せっかく、先生に治療をしていただける機会を得たのに、通院しない選択肢はあり得ません。しかし、現役で仕事をしている今の自分が果たして週二回の通院が、仕事を進める点で、体力的な点で、そして経済的な点で、果たして可能だろうか?」その瞬間頭の中で、そうした思いが駆け巡りました。
がんの中でも極端に生存率が低い「膵臓がん」ではないので、非常に安心しました。しかし、手術をしてくれた病院では、「がんを切除してその後の内視鏡検査でも良好と言っていたのに、胃がんが完治したわけではなかったのだ!」とが愕然としました。
「がんの切除」=「完治」ではなかったのです。
だが、自分はとても幸せであると、思えてきました。「もし、今この診断をしていただけなかったなら、おそらくあと数年で再びがんが再発し、その時は「手遅れ」になったかも知れない」と。
そう考えると、「せっかく今日このような診断をしていただけたのだから、兎に角先生の言われれる通り、できるところまで通院してみよう」と心を決めました。
そして、「はい、是非とも通院させてください。」としっかり答えました。この間5秒を要しました。