がんに罹患した医師の採用した治療法 その2:松野哲也先生
もう一冊は、松野哲也先生の『プロポリスでガンは治るのか!?』です。松野先生は、東京大学で生物化学研究をした後、コロンビア大学のガン研究センター教授を務めていらっしゃる研究者です。先生の専門は、プロポリスですが、先生ご自身が大腸癌に罹患した際、手術も抗がん剤も拒否し、プロポリスの投与のみによって「がん」を克服しました。
なぜ、「がん研究の専門家」が、抗がん剤を使わないのか?
新聞やTVの情報を信じ切っている我々日本人には、多少ショックな内容ですが、松野先生はこの本の中で次のように述べておられます。
「現在使われている『抗がん剤』も、もとはといえば、第一次大戦の際、殺人兵器として使われた毒ガスですある『マスタードガス』に由来する。その硫黄原子を窒素に置き換えた『ナイトロジェン・マスタード』はその細胞毒性に着目して使用された最初の抗がん剤である。・・病気に関しても、新聞やテレビは本当の意味で正しいことを伝えない。日本でも、ガンから奇跡的に自然治癒した多数の人たち(*)を囲んで話し合いの場をもつような集会が開かれたことがある。しかし、それが話題になるとか、取り上げることはほとんどなかった。」(同、p14)
「胃ガン、大腸ガン、肺ガン、乳ガンなど大半の固形ガンなど大半の固形ガンは、抗がん剤にあまり反応しないし、たとえガンの縮小傾向が見られても、生存期間はせいぜい2、3ヶ月延長されるだけ」(同、p20)と指摘しておられます。
松野先生の基本的な考え方は、病気は薬で治すものではなく、自然治癒力で治るものあり、しかも病気の本質は炎症であって、プロポリスはその炎症を治癒する力があると考え、プロポリスを投与することで自分の大腸がんを克服しています。
(*)ハーバード大卒、カリフォルニア大学バークレー校博士のケリー・ターナー著『がんが自然に治る生き方』(プレジデント社、2014年)では、世界中のこうした人々についての調査結果が書かれています。