「早く切除すれば転移しないと云うけれど、あとからあとから出でくるのはどうしことだう。これは転移ではなく、既に身体の細胞に滞在していて、精密機械では捕らえられないものか、台頭してくるのだと思う。どんなに早く切除しても、ガン体質が消えぬ限り、十年経っても出てくるものである。」（『注熱でガン・難病が治る』p.47)

勇気ある同僚は、すでに述べたように「三井式温熱療法」に治療の主軸を移しました。その方が、私を温熱療法に誘ってくださったのです。
今にして思えば、何たる幸運であったことでしょう。
もし、私が三井温熱療法に興味を示さず、画像診断に主眼をおく「がん拠点病院」の診断結果だけを信じて、がんが完治している考えていたら、おそらく、私も手術から７年後ぐらいにがんが再発し、手遅れになって死んでいたのではないかと思われます。