その11 炎症を抑える食品の摂取 (プロポリス)

2)プロポリス

プロポリスについては、前田先生のクリニックを最初に受診した際に、「胃がんには、プロポリスが特に良く効きます。プロポリスには、細胞を復元する力があります。」とご紹介をされて知りました。

値段はかなり高価ですが、山田養蜂場の「プロポリス300」を定期便で注文すれば、比較的割安に入手できます。私もその方法で注文し、一日3球程摂取しています。

🔴 プロポリスの効能

私は、プロポリスについて、全くそれまで知らなかったので早速Amazon.co.jpで検索して松野教授の著作に出会いました。すでに、冒頭で抗がん剤の意味について引用させていただきましたので、多少の重複をお許し願いたいと思います。

さて、プロポリスの効能については、東京大学理学部で生化学科を修め抗ガン物質を研究し、プロポリス研究において第一人者とされながら、現在コロンビア大学ガン研究所の教授として活躍しておられる松野哲也教授が『プロポリスでガンは治るのか!?』の中で自らの体験を明らかにしておられます。

先生は、日本にいた時は、抗ガン研究のトップランナーとして「肝臓がんの増殖メカニズムを解明して、動物実験レベルではガンの治療法をみつかた。」(同、p218)研究者であったが、金銭の授受がないのに製薬会社との癒着を同僚から新聞にリークされ日本に嫌気がさして渡米。その後、末期の大腸がんを自ら患う中、手術をうけることなく、プロポリスの摂取のみでその後も12年以上ご健在であります

先生が、プロポリスと出会ったのは、義母の皮膚ガンの相談を受けた際、細胞検査では悪性で広範囲の摘出手術を要すると診断された皮膚がんが、「皮膚にプロポリスを塗っただけで良好な経過を目にした」(同。p219)からでした。

そして、「そのうち、ガン細胞に直接的に作用するような新しい抗ガン物質を開発しようという考え方そのものが、もしかしたら間違っているのではないか、という思いが私の中で次第に膨らんでいった。プロポリスの抗ガン効果が、自然治癒力の発現と関係するような気がしてならなかったからである。プロポリスの量的な摂取量を考慮した場合、その中に含まれる抗がん剤物質が直接に作用したと考えるより、それらに体調をよくするとか、治癒力を引き出す働きがあり、それに対する個人差があるのではないか。そして、それが病気に取り組む意識と関連があるかもしれないように思えたのである」(同、p224)

また、抗ガン剤開発については、「ガンの細胞の特性である代謝の偏りを見つけて、それを抑える薬を探す。これまでは、そのような常套的な考え方でガンの薬物による治療が考えられてきた。現在使われている各種の抗ガン剤は、基本的にはガン細胞がこれら毒物を取り込みやすいということでしようされているに過ぎない。だから、抗癌剤でガンが縮小することはあっても、副作用の関係で、それ単独でガンが治るということはほとんどないというのが実情のように思われる。抗癌剤治療が始まって30年以上たった現在も、基本的にはそれは変わらず、大きな成果は得られていない。」と括っておられる。(同、p224)

それにしても、同書において松野教授が展開されておられる宇宙観・生命観・病気観は壮大です。かつて、ニュートン力学が宇宙の理解に与えた以上のスケールで、量子物理学がこの世・あの世・意識までも統一的に理解可能としてくれる日が近い予感がします。量子物理学的な医療から見ると、潜在意識・顕在意識が生体反応に与える影響(酵素・遺伝子・ホルモン)が解明され、心と身体と食とを同時に扱える医学が、そこまでやって来ている感じがします。かつてのブッタやキリストが優れた気功師であった。ゆえに、量子物理学的に考えると、意識の世界で治療を施し「奇跡」を起こしたのかも知れないと思えてきます。

今までの医学は、症状に対する対応の経験にすぎず、病気とは何かの定義すらないままに、何かといえば、すぐ病院に行き、抗生剤・鎮痛剤で症状を抑えこむ。その結果、ガンや難病の下地が出来上がったため、ガンや難病がここ30年急増した。

先生のご指摘は、気晴らしとリラックス。ストレスを寄せ付けないメンタル。むやみに抗生物質や鎮痛剤を入れずに、微生物や細菌との調和ある生態系の維持、触れ合いと愛のある生活。が極めて大切であり、そうしたことが、「自然治癒を導く方程式」なのでしょう。

 

三井ヘルスケアみとhttp://mitsui-healthcare-mito.com