その10 炎症を抑える食品の摂取   (ココナッツオイル)

病気の本質はなにか

   自己の免疫系が暴走して、自分自身を傷つけること。つまり、「炎症」であると、私は理解しました。とすれば、「炎症」を抑えることに問題解決の本質があるはずです。しかるに、現代の西洋医学に傾斜しすぎた日本の医療界では、「手術で患部を摘出しさえすれば、問題解決した」と思い込んでいるのではないでしょうか?だから、冒頭で申し上げた7年後に再発して手遅れになるケースが存在するのではないか?と思います。

  生活習慣病として、がんが位置付けられている以上、がんを再発させない生活習慣の習得ことががん克服の王道ではないでしょうか?そう考えるますと、炎症を天然の薬で抑えることが、手術で患部を摘出した後の本質的治療法であるべきと思われます。抗酸化作用を持つと言われる食材を摂取することが重要であると思われます。

1)ココナッツオイル

ココナッツオイルの凄さは、2015年7月4日に東京の秋葉原で開催された「がんコンペンション」での白澤卓二順天堂大学大学院教授の講演で知りました。早速、『ココナッツ癒しパワー』ブルース・ファイフ著(医道の日本社)を読みました。

簡単にご紹介すると、中鎖脂肪酸であるココナッツ・オイルは、人体での代謝の仕方が長鎖脂肪酸とは全く異なるため、動脈硬化を起こす恐れもなく、体内に発生した炎症を抑える効果がある。また、ココナッツ・オイルは、ケトン体となるので、ブラッド・ブレイン・バリアで妨害されることなく脳に届き、「第三の糖尿病」と言われる認知症にも劇的な効果を示した。白澤先生は、「1日13ccを3回程度ココナッツオイルを摂取すること」をお勧めしております。

以前は、ココナッツオイルの入手が困難であったそうですが、現在ではamazon.co.jpで簡単に入手できます。価格も手頃で、定期便で注文すれば多少割安に入手できます。

白澤先生は、ステック状のココナッツオイルを持参してコーヒーに入れて摂取していらっしゃるとのことでしたが、私は朝はスムージーに入れて摂取しています。夜は、抗酸化作用の強い赤ワインに、液体状のココナッツオイルを混ぜて頂戴しています。

ココナッツオイルは、暖かい地方では液体状で、北海道などの寒い地方や関東地方でも寒い時期には固体です。ココナッツオイルの拙い取り方は、固体状でパンに塗ることだそうです。

また、白澤先生は、「がんコンペンション」の講演の中で、ケトン体を測るる装置をご紹介しておられました。「我々の体は、ケト・ジーニック、とグルコ・ジーニックという二つのモードでエネルギーを摂取しているが、ケト・ジーニックにすることで体内に蓄えた脂肪を燃焼して生活するようになる。その際、私たちの体が、どちらのモードかを簡単に計測することができる装置である」とご説明されておりました。(この装置は、宗田先生の箇所で既にご紹介済みです。私が、アメリカから個人輸入したあの装置のことです。)

 

三井ヘルスケアみとhttp://mitsui-healthcare-mito.com