私の「がん」治療: 「発見」のきっかけは?

1)拠点病院での内視鏡手術(2012年7月から8月)

私が、そもそも「がん」と診断されたのは、がん拠点病院の内視鏡検査でした。

NHK「ためしてガッテン」で「食道がん」の回を見て食道内視鏡を受診したのがきっかけでした。

番組では、「20代でお酒が飲めなかった人(顔が赤くなる人)がその後、酒量が増加した場合「食道がん」になる確率が数十倍に増加する。」との衝撃的事実を明らかにしたからでした。

20代では、「顔が赤くなった自分」が、50代を迎えたその頃には、「毎晩晩酌が欠かせなく」なっていました。酒量も季節ことに冬は日本酒2合、春は赤ワイン300cc,夏は焼酎をロックでコップ3から5杯と増えていました。

番組を見終わったら「なぜか、食道に違和感を感じる」ようになりました。早速外来を受診し、「内視鏡検査」を予約しました。

事前に、ブルーライト(?)検査ができる病院であることは確認してありましたが、食道がんは、オペが難しいので「見つかったら大変だな」と心配でたまりませんでした。

あの世界的な指揮者の小澤征爾さんも「食道がん」の手術をされ、長い闘病生活ののち「復活」しておりますが、「回復に時間のかかるがん」だろうと考えて、いよいよ覚悟を決め始めました。

たいして根拠もないのに、自分ではもうすっかり「食道がん」と決め込んでいました。今から思えば、何とも滑稽です。

内視鏡検査は、人間ドックで30代から何度か経験があり、その度に「胃炎」と診断を受けていたので、半ば慣れっこになってしまっていました。

当時の酒量は、おおよそ焼酎でロックを5杯程度で完全に依存症でした。休肝日はありませんでした。「日本酒換算で3合以上を飲んでいる人の食道がん罹患率は、普通の人の77倍(ためしてガッテン、2010年6月30日放送)特に、50代から発がん率が急に上昇する傾向がある。」と報じていました。

 

三井ヘルスケアみと